言語学

私たちは生まれた時は、何も話すことができません。成長と共に、両親や周囲の会話を聞いて学習することで身につけるのです。では、この受け継がれている言語はいつ、どこからきたのでしょうか？

単語間の関係を結びつけて理解する能力が、4000万年前の人類が誕生するよりもはるか昔に現れていたことが、猿を使った実験でわかりました。

言語は純粋に学びから得られる獲得的なものなのでしょうか？2種類のサルを使った警戒のための鳴き声の研究から、原始的な言語は先天的なものであることが示されています。学習によらず話せる言葉があるようです。

何世紀もの間、謎の文献とされていた「ヴォイニッチ手稿」の謎がついに解かれました。使用言語と記述法がわかったことから、この手稿が言語学的にも歴史的にも非常に価値のあるものであることがわかったのです。