NASAの天体物理学者がUFOの研究チームを立ち上げ。本気です!

UFO サイエンスニュース

言ってみれば、NASAは60年以上もの間、UFOを飛ばすことに努めています。今までに、月を訪れ、火星に着陸し、木星の周りを飛び回り、土星の軌道に乗り、冥王星まで偵察飛行した、すべての宇宙船が、それに遭遇するかもしれない知性を持った地球外生命体からすれば明らかに未確認飛行物体(UFO)でしょう。地球外の太陽系内にはそのような知性体はいないかもしれません。しかし、他の恒星系ではどうでしょう。そうなってくると話は変わります。それが、2012年と2018年に太陽系を離脱した、ボイジャー1号と2号が、地球からのメッセージを記号や音、画像として彫り込んだ金のレコードを、側面に搭載して、いつの日にかこの宇宙船に遭遇するかもしれない文明へのメッセージボトルとなり、このメッセージを発した興味深い種族のことをもっと学びたいと思わせることになるかもしれません。

UFOあるいは、近年もっと正確な意味でUAP(未確認航空現象)とよんでいるものは、ここ最近、頻繁にニュースになっています。先月、下院インテリジェンス委員会の対テロ、諜報、拡散小委員会は、過去20年に起こった、軍のパイロットによる140件以上ものUAPに関する公開聞き取り調査を行っており、それらはみんな説明できないような動きをしていました。上下動や波状運動、ホバリング、急降下、人間が乗っていた場合には首が折れてしまうほどの致死的なGがかかるスピードでの急転換といったものです。

「おい、あれを見てみろよ」2015年の目撃中に記録され、機密が解かれている音声で、パイロットが叫びました。「なんてことだ。一つの船団程もいるぞ。風に逆らって動いている。風速は西風120ノットだ。」

議会の聞き取りは、去年発表された、国防省による似たようなUAP研究に続いて行われ、議会も国防省も同じ結論に至りました。つまり、基本的には「お手上げ」です。それらの物体は、パイロットや計測機器によって誤って認識された自然現象かもしれませんし、ロシアや中国、他の高度な技術を持つ国によって開発された新たなテクノロジーの可能性もあります。もちろん、少なくとも理論上は、地球外生命体を起源としているかもしれません。

「UAPは説明がつきません。それは本当です」と、議員で委員会の議長であるアンドレ・カーソンは、下院公聴会の冒頭陳述で述べています。「しかし、それらは現実であるのです。」

そして、3つ目の政府機関が、UAPの解明のための労に巻き込まれることになりました。NASAです。NASAが今週行った発表によると、UAPの謎を解明するために、独自の調査機関を立ち上げ、秋に活動を開始するとのことです。調査は、天体物理学者のデビッド・スパーゲルによって率いられます。氏はプリンストン大学天文物理学部の元学部長です。予算は破格の、10万ドルちょうどで、研究は9ヶ月間行われ、手に入るすべての動画データや、現在存在する多数の直接証言を分析し、軍と市民の専門家によるそれらの証拠の分析について、彼らの意見を聞きます。NASAはデータの解釈についていかなるすべての物に対してオープンです。とはいっても、少なくとも一点に対しては高い基準はありますが。「UAPが地球外生命体を起源にしているという証拠は一つもありません。」とNASAは発表で述べています。

しかし、もちろん証拠がないということは、無いということの証拠にはなりません。NASAも公式に、何でもありうることは認めていて、見つかったことが何を意味したとしてもそれに従うとしています。

「NASAは科学的探査の道具は強力で、今回のケースにも適用できると信じています。」と、准管理者のトマス・ザーブシェン氏も述べており、「私たちには、未知に対する理解の促進の助けとなる、道具とチームがあります。それが、科学とは何かという根本的な定義です。それを私達は行っているのです。」

実に、それはNASAがやっていることです。それらの能力をUAPの謎に持ち込むのは、まさに今です。非常にうまく説明できる装置を組み立てて飛ばして60年がたった後、NASAはついに、世界が理解できないものへと目を転じることになりました。

UFOこと、UAPは実際に当局によって記録されている、何らかの現象であり、存在することは確かでしょうが、その正体はわかっていません。公的記録が公開された後も、まだ、正体はわからないままです。世界最高の知性の一つである、NASAが本腰を上げたことによって、この状況が一変する可能性があります。NASA対世界最大の謎、どちらに軍配は上がるのでしょうか?

参考記事: Times

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