心理学者ジェフリー・ベルンスタイン博士の30年経験から得られた、より幸せになるための3つの方法を紹介したいと思います。鍵となるのは「追い求めないこと」、「比較しないこと」そして、「感謝すること」です。
追い求めないこと
TEDというトーク番組でシュワン・アーカーが行ったプレゼン「幸せになるには」で、彼が最も伝えたかったのは、幸せを自分自身の外部に追い求めるのをやめなさいということでした。
新しく手に入れたものが、持続的な幸せをもたらしてくれると言うのは間違った考えです。実際、昇進や昇給、セールスでトップの成績を収めることで幸せになると考えるのは簡単です。しかし、達成したことだけを元に得られる幸せは長く続きません。同様に次の階級に上がったり体重が5キロ減ったら幸せになれるという誤った考えも、現実に直面してうまくいきません。
ついでに言うと、パートナーと関係を持つことで幸せになると期待することも、現実的でも適切でもありません。
人と比較しないこと
もし頻繁に他人と自分を比べているとすると、惨めになるでしょう。遅かれ早かれ、あなたより上手い人が現れるのが常です。多くのプロアスリートは、健康な予測を持って、自分の素晴らしい成績もいつかは破られるであろうことを知っています。よりうまくやっている同僚や、家族、友人と自分を比べることを続けていると、それはあなたの価値を減じ、自分が空っぽに感じるようになってしまいます。
感謝を忘れないように
多くの研究から、感謝をすることによって幸せになれることがわかっています。ベルスタイン博士のオフィスには次のような言葉が掲げられています。「幸せな人が感謝をしているのではなくて、感謝をする人が幸せな人です」
感謝することで、人はよりポジティブな気持ちになり、良い経験を楽しみ、健康を改善し、逆境に対処し、強い関係を築くことができます。自分が持つべきだと考えている物ではなく、自分が実際に持っているものに浸れば浸るほど、一層幸せを感じられるでしょう。なので、当然であると感じることをやめることで、より一層幸せを感じられるようになります。例えば、「私は幸せになるに値する」という代わりに、「人生に感謝。私がすでに持っている物には価値がある」というようにしてみませんか?
幸せは自分の足元にあるというのは、青い鳥の童話に出てくる教訓でした。人と比較するのではなく、自分が持っているものの価値を認めてそれに満足し、感謝することが幸せに至る道なんですね。
参考記事: Psychology Today
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