不安症の症状にはきっかけがあり、それを知ることで気を楽にすることができます
不安症によって影響を受けている人は、日本に1千万人はいるという報告があります。不安症はこれほど一般的ではありながら、やっかいで害の多い病気でもあります。
あなたも、もしかしたら気づいてないだけで、不安症に慣れてしまっているだけかもしれません。落ち着かない、うずうず、いらいらする、緊張する、不眠症、消化器官の不調はどれも不安症のサインです。突然、発汗、震え、動悸、息苦しさを感じるならそれはパニック発作のサインです。
非難することはやめましょう。あなたの経験や現在の環境、遺伝子が複合的に作用してあなたを不安に対してもろくしています。
不安症によって、あなたが必要としている人間関係や仕事、趣味などを追求することを妨げているかもしれません。不安症のきっかけを知ることは、過去の恐れから離れ、もっと自由に生きるための方法の一つです。
もしかしたらすでに何が一番あなたを悩ませているのか大まかにはわかっているかもしれませんね。健康が心配ですか?お金のことが心配?デートや人混みを恐れていませんか?次の一歩は、それをさらに突き詰めることです。あなたにとってのきっかけの1つや2つを知るとあなたは驚くかもしれません。一度わかってしまえば、不安感にもっと早く気づけるようになります。落ち着くための助けになるでしょう。
不安症でよく見られる10のきっかけ
1. 健康問題
慢性化した病気を持つ両親や、ちょっとした病気に対して大げさに心配する両親に育てられましたか?ある人は、健康に対する心配を医者や検査を避けることで対処しようとします。恐ろしい病気の症状を無視するのです。これはよくありません。
ほかにも、病院の予約を待っている間に何時間もインターネットで調べて、当てはまる症状を見つける人もいます。原因不明の症状に悩んでいる場合、医師が助けになることを忘れないでください。医師はあなたの不安も取り除いてくれるでしょう。気分が悪いときは自分に優しくしましょう。調子が少し悪い時いつも家に引きこもってしまうなら、いつもの生活を続けるようにしましょう。
2. ピルや市販咳止め薬の処方や、うっ血治療薬
避妊用のピルや市販咳止め薬を飲んだり、うっ血治療によって、不安性を引き起こす感覚が生み出されることがあります。薬をのむことで不安症が引き起こされる時は、医師に相談しましょう。
3. カフェイン
コーヒーは警戒心を高めますが、パニックを起こしやすかったり社会不安がある場合は、不安症の引き金となることがあります。
4. 食事を抜かす
毎食ちゃんとした食事を取れない場合、ナッツのような健康な軽食をとるようにしましょう。血糖値が下がると、興奮した感覚にみまわれることになるかもしれません。
5. 請求書、税金、収入源の喪失
財政状態に不安を持っているため、税金や請求書への支払いを引き伸ばす人たちがいます。突然職を失ったり、重要な顧客を失った経験がある場合、仕事の電話やメールへの反応が無いと神経質になるかもしれません。
状況は場合によって異なることを思い出しましょう。直感は正しいかもしれませんが、メールを絶えずチェックするよりも状況にどう対処するかを考えましょう。お金に詳しくあなたの心配に対して配慮してくれる人に相談すると良いでしょう。
6. パーティーやイベント
多くの人が、部屋いっぱいの人、特に未知の他人を恐れます。いつも家に一人きりでいないようにしましょう。連れと一緒にいるか、話を切り出せるように準備しましょう。実際は、自分のことを話す必要もありません。最も魅力的な人というのは、他人に興味がある人なのです。
7. 対立
どのような意見の不一致に対しても胃が痛くなるようであれば、セラピストと話す必要があるかもしれません。子供の時の家庭の不和によって、過剰反応するように刷り込まれている可能性があります。
8. ストレス
慢性病の両親や兄弟、上司のいじめといった解決できない問題を抱えて生きているなら、自分を見つめてみましょう。過食や暴食、飲酒や夜ふかしはすべてストレスに対する共通の反応です。時間が経つとともに、不安症になるリスクは高まります。軽くなることはありません。
9. スピーチや演奏の機会
最も成功した演者もステージへの恐れを持っています。あなたが辞める必要は無いのです。人々が恐れるのは、緊張に対する身体反応です。恐れる代わりに、健康な興奮のサインとして胃のムカムカを歓迎しましょう。
10. 個人的関連付け
匂いや味、音などがあなたにとって悪い記憶を呼び覚ますことで、不安症のきっかけとなりえます。説明できない奇妙な反応が起こるときは、セラピストに話してみましょう。
自分に正直に、優しくなりましょう。不安症が日々の一部となっているなら、休むべき時が来ています。新たな生き方と助けてくれる人を探しましょう。
参考記事: Psychology Today
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